衣類に付く汚れの種類

普段着用している衣類は何気に汗や皮脂で汚れてしまいます。
そこで衣類に付く汚れについて考え対処していきましょう。

●皮脂汚れ
襟や袖口の皮脂汚れは誰もが目にした事が有ると思います。
頑固でなかなか落ちないので着用回数と共に汚れが目立つ様になりますよね。
そもそも皮脂は人間の皮脂腺から分泌され、中性脂肪と脂肪酸が成分の大半となり、皮膚を保護する役割をもっています。

・皮脂汚れはどうして頑固な汚れになるのか?

人間に大切な役割を持つ皮脂が衣類に付くと何故頑固な汚れとなってしまうのか…。
それは皮脂が他の汚れをくっつけてしまう為です。
皮脂自体が接着剤のような役割になり皮膚の垢・チリ・ホコリなどがひっついてしまうからなんです。
いろんな物がひっついてしまうと落ちにくい汚れになってしまいます。
また、皮脂汚れは空気に触れると酸化し、黄ばんでしまいます。
このような性質から皮脂汚れは簡単に落とせない汚れとなってしまいます。着用した衣類は早めに洗濯するように心がけましょう。

・皮脂汚れは夏だけ?
皮脂の分泌量は個人差がありますが、大体1日に約14mlと言われています。皮脂の分泌量は夏よりも冬の方が多く、特に首や背中の量が多いとされています。
シャツの襟に皮脂汚れが付きやすいのはこのため。
また、夏に比べて冬は汗をかかないので、衣類もそれほど汚れていないと勘違いしてしまいがちですが、冬でも皮脂はでますので、適切に洗濯をする必要があります。

●汗の汚れ
汗は無色透明で無臭です。しかし汗と一緒に分泌される皮脂の中にある脂質成分が酸化してしまうと衣類の黄ばみの原因となってしまいます。
また、時間が経つと細菌が増えてしまい悪臭を放つようになってしまいます。
汗が蒸発してしまうと酸、アルカリ、塩が残り衣類の変色の原因となったり繊維そのものが弱くなってしまうので着用した衣類はしっかりと洗濯するようにしましょう。

●垢汚れ
新陳代謝によって角質化して剥がれた皮膚に汗・皮脂・ホコリが一緒になった汚れは垢となってしまいます。
帽子や部活で使用するユニフォームなどで見た事がある方が多いのではないでしょうか。
普通の洗濯機では洗ってもなかなか落ちなくなってしまいます。

●血液の汚れ
血液はなかなか落ちない汚れとなってしまいます。もし血液が衣類に付いてしまった場合は、すぐに水で洗い流すようにしましょう。
また。血液の汚れを取り除く際に熱湯などは絶対に避けましょう。血液の主成分、たんぱく質が固まり繊維に固着してしまい簡単に取り除けなくなってしまいます。

頑固な汚れはご家庭の洗濯機では落ちにくい物もありますので、コインランドリーをご利用ください。

グリーンピア京橋は 京橋駅すぐ近く新京橋商店街を進んだ先です。